道具に触れる時間は、料理の中ではほんの短いものです。

けれど、毎日くり返し手に取ることで、持ち手の形や木の温かさは少しずつ手の感覚に残っていきます。

越路工芸の注ぎ片手鍋には、国産山桜の木柄を使っています。金属の確かな強さに、手へ触れる木のやわらかさを組み合わせました。

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手に触れるたびに、
なじんでいく

注ぎ片手鍋を持ち上げるとき、手のひらが最初に触れるのは山桜の木柄です。

木は金属とは異なり、季節や使い方によってわずかに表情を変えます。毎日握ることで、色艶が深まり、手になじむ感覚も育っていきます。

手の中で回りにくい形に整えながら、木目や触れたときのやわらかさを残す。それが、料理の動作を邪魔しない持ち手につながります。

注ぎ片手鍋の山桜の木柄を握って料理する手元
注ぎ片手鍋の山桜の木柄と木目を感じる手元

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木の表情を感じる道具

一本ごとに木目や色合いが少しずつ異なることも、山桜の木柄の魅力です。

使い始めの明るい色は、手の油分や日々の手入れによって、落ち着いた艶のある色へ変わっていきます。

同じ形の道具でも、使う人と過ごした時間によって異なる表情になる。その変化も含めて、長く付き合える道具だと考えています。

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料理のそばにある、木の温かさ

料理をするたびに触れる持ち手は、道具と使い手をつなぐ小さな接点です。

木の手ざわりが、毎日の動作を少しだけ心地よいものにする。

注ぎ片手鍋が、いつもの料理のそばで、少しずつ手になじんでいきますように。